小松島市は古くから米どころとして知られていました。 「みその農園」では毎日食べる米ですから一切農薬はほどこさず、無化学肥料にこだわって有機農法で栽培してきました。それなりに味も良く、品質にもまあまあ満足していたのです。

 

 しかし「もっと安全で美味しい米」を作りたいという思いが毎年高まり、ついに2010年から自然栽培を開始することにしました。自然栽培とは農薬、除草剤はもちろん、肥料や堆肥を施すことをやめることを意味します。

 

 まずは、4枚ある田んぼのうち1枚を自然栽培に転換しました。そうして2年間栽培してみて、ある程度「やっていけるのではないかという感触」を得ることができたので2012年には、他の田んぼもすべて自然栽培にしました。自然栽培にすると肥料が投入されないので、養分を吸収するためにしっかりとした根が張り、日照りや強風でも倒れなくなります。

 

 栽培しているのは「コシヒカリ」です。その特徴はアミロースやアミノペクチン、タンパク質のバランスが良く、粘りと弾力がありツヤがあること。香りもよく、冷めても美味しいと人気がある品種です。2012年の秋、自然栽培のコシヒカリが精米できたので「新米を食べる会」を開催しました。自然栽培米は、かむほどに米のうまみが感じられる本来の味だと思います。

 

 購入してくださった方は「長期保存してもコクゾウムシが発生しなかった」と感想をよせてくれました。

 

豊かな自然が残る四国、徳島県小松島市。四国霊場第十九番札所、立江寺(たつえじ)からほど近い山麓に「みその農園」はあります。